装幀:石川絢士
星の数ほどあるケーキの種類のなかでも、不動の人気を誇る「苺のショートケーキ」。「和菓子のアン」シリーズなど、甘いものを描いた作品に定評のある著者による、誰しも思い出のひとつやふたつはあるだろうショートケーキをめぐる5篇の連作集です。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163915241
表紙が最高! ショートケーキにまつわる甘くて酸っぱい連作短編集。
ケーキといえば、私も「ショートケーキ」。かわいくて、甘くて、おいしくて。スイーツはままならない日常をそっと明るくしてくれる。コージーコーナーのケーキが食べたくなった。店員の上田さん、すごく好き。ショートケーキの中にさらに自分でイチゴを足す「追いイチゴ」私もいつかやってみたいな。
この作品にインスピレーションを与えたという
「倒れないようにケーキを持ち運ぶとき人間はわずかに天使」岡野大嗣
『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』ナナロク社
記憶にある短歌で、読んだとき「おお!」となった。
目次
ホール
ショートケーキ。
追いイチゴ
ままならない
騎士と狩人