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【青空文庫】芥川龍之介作品 読了記録 その4

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芥川龍之介作品の読了記録。どれもスキマ時間でさくっと読めるものばかり。 感想というより自分用の一言覚書。タイトル50音順。
太字のみは本文からの引用です。

青空文庫で読める!芥川龍之介作品

『イズムと云ふ語の意味次第』

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○○イズムのことかな。
(2022.09.20 読了)


『伊東から』

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伊東から送った、佐佐木茂索への手紙。
(2022.09.20 読了)


『囈語』

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作品名の読みは「うわごと」。
独り言みたいな感じなのかな。
(2022.09.13 読了)


『永久に不愉快な二重生活』

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中村さんへあてた書簡?
二重生活について。
(2022.09.20 読了)


『鬼ごつこ』

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妙に真剣な顔」というフレーズがよく出てきたのが印象に残る。二人とも同じ用な表情だったのかな。結婚してからその表情を見ていない…ということは彼女は彼と結婚したかったということか? 深く考えると怖い系の話かもしれない。
(201.03.13 読了)


『孔雀』

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本物の孔雀さん…
(2022.09.13 読了)


『才一巧亦不二』

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作品名は「さいのいっこうなるもまたにならず」。読めなかった…。
十で神童、十五で才子、二十過ぎれば並の人、といふこともあるから、子供の時に悧巧でも大人になつて馬鹿にならないとは限らない。だから神童と云はれるのも考へものだ
に対するフランスのヴォルテールと中国の孔融の返しについて。東も西も頭のいい人は同じなのかも。
(2022.09.13 読了)


『耳目記』

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僕は肥つた人の手を見ると、なぜか海豹の鰭を思ひ出してゐる。
こういう思いついたことを書き留めた、みたいなの結構好きだ。
(2022.09.20 読了)


『商賈聖母』

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銃弾に倒れる老人。ワンシーン。描写がすごい。
(2022.09.13 読了)


『食物として』

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里見弴は「皮造りの刺身」、菊池寛は鼻を椎茸と一緒に煮て食う。谷崎潤一郎は「西洋種で煮て」、北原白秋は「ビフテキ」、宇野浩二は「ロオスト・ビフ」(前に書いてたな…格さんと食慾)、佐佐木茂索は「串に通して、白やき」。今芥川の目の前に座っている室生犀星は「干物」。
芥川を通すと文豪がおいしそうに見えてくる。カニバリズム。金沢の方言「うまさうな」からこんなところに来るとはな。
(2022.09.04 読了)


『仙人』

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瓢箪が好きだった仙人の話、か。
(2022.09.20 読了)



『二人の紅毛画家』

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ピカソとマティスについて。芥川は「ピカソに同情を感ずると同時にマテイスには親しみや羨ましさを感じた」。
(2022.09.13 読了)


『又一説?』

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大衆文芸とは。芥川曰く、北原白秋の俚謡は「抒情詩的小衆文芸」。
(2022.09.13 読了)


『無題』

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腹を壊して講演に出られないという挨拶。佐佐木茂索に代打を頼んだもよう。
尾籠なお話ですが、っていう言い方なんかいいな。
(2022.09.13 読了)

尾籠(びろう)とは? 意味や使い方 - コトバンク

三浦しをんさんのエッセイで似たようなタイトルあったよな、と思ったらカタカナで「ビロウ」だった。


『文章と言葉と』

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僕は別段必要以上に文章に凝つた覚えはない。文章は何よりもはつきり書きたい。頭の中にあるものをはつきり文章に現したい。僕は只ただそれだけを心がけてゐる。
画力は五百年、書力は八百年に尽きるさうである
文章の力の尽きるのは何百年かかるのだろう、という芥川の問い。
源氏物語のことを考えるとかなりの年月、力は衰えないのかも。
(2022.09.20 読了)