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【青空文庫】坂口安吾作品 読了記録 その1

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スキマ時間にさくっと読める坂口安吾作品、の読了メモ。感想書きようがないというやつは印象に残った文章の引用だけで終わっています。
太字になっている文章は引用です。
大体、作品名50音順。

えあ草紙・青空図書館によると2023/11/11時点の私の青空文庫読了数は649/17421(3.7%)のようです。せめて10%くらい読みたい気がする。

青空文庫で読める!坂口安吾作品

『新らしき性格感情』

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 人間には社会感情と動物感情というものがあるらしい。エッセイ。「死は我々の生活に最大のからくりを生む曲者に見えている。」
(2017.03.07 読了)



『甘口辛口』

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曾て我々の血肉を賭けた文学の原理が戦争の前でコッパ微塵に消え失せる程いゝ加減なものであつた筈がない。
(2022.09.26 読了)



『育児』

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 坂口安吾にもこんな一面があったのか、と驚いた。
そして母親は本能的に子供の独占慾が旺盛であるが、結局その方が無能な父には手が省けるので、専ら母の独占慾にまかせている。
 本能的なものか。
(2022.09.05 読了)



『遠大なる心構』

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もし小説が単行本を基礎として行はれるやうになれば、まづ第一に作家の心構えが遠大となり、つづいて、かのジヤナリストの心構えも幾分は遠大となり、つづいて文芸時評なる怪物も多少は遠大にして謙虚な心構えをもつて行はれるやうにならうかと信じます。
(2022.09.26 読了)



『近況報告』

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 ゴルフをはじめてから丈夫になった安吾。
 「医者の命令の五分の一だけ守って、五分の一の日数で簡単に全治した。」になんとなくひねくれ具合を感じてしまう。
(2022.09.04 読了)



『芸道地に堕つ』

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 芸道について。
芸の魂は代用品では間に合わぬ。
(2022.09.04 読了)



『今後の寺院生活に対する私考』

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むしろ一般の欲に即した生活を土台にして出直すのが本統ではありますまいか。
 確かに、ともいえる。
(2022.09.05 読了)



『白井明先生に捧ぐる言葉』

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 「天皇陛下にさヽげる言葉」に対する批評への抗議のような文。初出は新聞。
(2017.03.13 読了)



『新人へ』

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 「今の文壇は出来損いの名人カタギの専門家とその取りまきで出来上っている遊園地みたいなところである。」
 そこまで言ってしまうのか。安吾節が炸裂している。
(2022.09.02 読了)


『世評と自分』

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 私は情痴読者かもしれない…。
(2022.09.26 読了)



『単独犯行に非ず』

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 事件、あるいは事故に関する考察。下山事件、三鷹事件、松川事件のことを言っているのかな。

ja.wikipedia.org

(2022.09.04 読了)



『花田清輝論』

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 花田清輝とは批評家(評論家)らしい。安吾曰く、「ダンディで才人」。

ja.wikipedia.org

(2017.03.17 読了)



『「復員殺人事件」について』

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 休載のお詫びと連載再開のお知らせ。
 病気のために連載を中断していた時期があったらしい。こんなのまであるんだなあ、青空文庫は。
(2022.09.04 読了)