文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

【青空文庫】北大路魯山人作品 読了記録 その1

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北大路魯山人作品の読了記録。お茶漬けシリーズ。
以前載せていたものにプラスして記事を作り直しました。
どれもスキマ時間でさくっと読めるものばかり。
感想というより自分用の一言覚書。タイトル50音順。


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青空文庫で読める!北大路魯山人作品

『お茶漬けの味』

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お茶漬けの話にかぎらないが、料理というものは、財力豊かな人のものと、財力不自由な人のものとでは、常に天と地ほどの相違がある。


著者のお茶漬けに対する気持ちとこだわりがよくわかるエッセイ。
ここから色々なお茶漬けの話が続くみたいです。
(2017.1.29 読了)


『京都のごりの茶漬け』

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京都のごりは加茂かも川に多くいたが、今はよほど上流にさかのぼらないといないようである。


題名みてまず思ったのは「ごり」ってなんだ? でした。「ごり」とはハゼのような形の魚らしい。天下一品の贅沢品なのだとか。京都では食べられているそう。茶漬けの王者と言わしめるその味が非常に気になります。
(2017.1.29 読了)

ゴリ - Wikipedia


『車蝦の茶漬け』

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食通も尻込みしてしまうという、車えびをつかったお茶漬けの話。「本場の車えびを醤油と酒で煮た佃煮」を熱いご飯の上にのせ、茶を注いで食べるのだそう。なんとも贅沢!
(2017.1.29 読了)


『塩昆布の茶漬け』

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馴染みのある茶漬けの具だ~。
シンプルなものだからこそ素材にこだわる。茶漬けが趣味だという著者のこだわりを感じました。というかめちゃくちゃおいしそう。
(2017.01.29 読了)


『塩鮭・塩鱒の茶漬け』

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著者によると鮭より鱒の方がおいしいらしい。塩辛いので塩をかける必要も生醤油をかける必要もないらしく…。なんにしてもどちらもおいしそうです。
(2017.01.29 読了)

Audible:イケメン料理人シリーズ「塩鮭・塩鱒の茶漬け」ナレーター:中尾智(4分)


『てんぷらの茶漬け』

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てんぷらの茶漬けは油っ濃いもので、油っ濃いものの好きな方に好かれるのは無論である。


 本来さっぱりしているはずのお茶漬けに、天ぷらなんて使ったら油でぎとぎとになりそう…なんて読む前は思ったのですが。
 「てんぷらの茶漬けは、残ったてんぷらを生かして食べる方法」だそうです。「香ばしくて意外に美味しい」そうで、油っこいもの好きには良いみたいです。こんな組み合わせもあるんですね。
(2017.1.29 読了)


『納豆の茶漬け』

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納豆の茶漬けは意想外に美味いものである。しかも、ほとんど人の知らないところである。


納豆の茶漬け! 納豆の混ぜ具合、醤油の入れ方やタイミングなどが大切みたい。
おいしいんだろうか、と思ったけど、読んでみたらちょっと興味がわいてきたメニューです。
(2016.11.07 読了)


この作品、人気なのか音声作品がいろいろある。窪田等さんのファンなので、窪田さんの聞けるの嬉しいです。
Audible:納豆の茶漬け(小学館の名作文芸朗読)ナレーター:神前有紀(5分)
Audible:イケメン料理人シリーズ「納豆の茶漬け」ナレーター:中尾智(4分)
窪田等 朗読『納豆の茶漬け』作・北大路魯山人 - YouTube


『海苔の茶漬け』

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のりの茶漬けは至極簡単だが、やっている人は少ない。

定番の海苔茶漬けの話。単純だけど、だからこそいい味にするのが難しい。

いいのりをうまく焼いたものか、焼きのりのうんと上等のを、熱い御飯の上に揉みかけ、その上に醤油をたらし、適当にわさびを入れて、茶を注げばよろしい。


おいしい料理の秘訣はちょっとした注意にある、というのは料理好きならば当たり前のことかもしれませんね。
(2017.1.29 読了)


『鱧・穴子・鰻の茶漬け』

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 鱧の茶漬けは筆者によると「茶漬けの中でも、もっとも美味しいもののひとつ」だそうです。初めて見るメニューだけど、関西ではメジャーなんだろうか。刺し身の鯛茶漬けと拮抗するおいしさということでかなり気になります。
 鰻、穴子の茶漬けは臭みとりのために、すりしょうが、粉山椒をかけるといいとか。おいしそうだけど、両者ともに食べるなら蒲焼きとかになるんだろうな。うーん、どれも贅沢だ。
(2017.1.29 読了)


『鮪の茶漬け』

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たい茶漬けは世間に流布るふされ、その看板をかけている料理屋さえ出来てきた。


 鯛茶漬けは知っているけど、鮪の茶漬けなんてあるんだな。
お茶の淹れ方、ご飯の選択などなど作り方のポイントはたくさんあるみたい。馴染みはないけど読んでいるぶんにはおいしそう。
(2017.01.17 読了)