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読書の備忘録ブログです。

【写真集】世界の魅力的な景色を堪能する

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「世界の美しい◯◯」とか「世界の◯◯」とか。
世界のきれいなものがまとめられた写真集の読書記録置き場。
建築系、風景が多め。
創作資料としても。インスピレーションがわくかも?

書名50音順。

世界の◯◯な写真集

『暮らしてみたい世界のかわいい街』

エムディエヌコーポレーション

まるでファンタジー世界の一部のような街にリゾート地、世界遺産の街など、世界の可愛い、そして美しい街がたくさん紹介された写真集。ヨーロッパ多め。どれもめっちゃきれいで、歩いてみたくなる街並み。個人的にはオーストリアの「ハルシュタット」の湖畔の風景写真が好き。
ファンタジーの創作している人にもおすすめの写真集。


『死ぬまでに見たい!世界の美しい家』

二階幸恵/解説 エクスナレッジ

世界各国の個性的な家の美しい写真集。短いがわかりやすい解説つき。
乾燥地帯、熱帯…とその土地の文化や地域性が家には現れるんだなあ。おもしろい。ヨーロッパの統一された町並みは美しいな。カラフルな家々は見ていて飽きない。そこで暮らすのはどんな感じなんだろう。
日本からも複数の家が紹介。伊根漁港の舟屋の写真にはびっくり。こんな場所があるのか。大雨のときとか大丈夫なのかな?と心配になってしまった。でも、ここでの暮らしはなんだかのんびりしてそうで楽しそうに見える。どうなんだろう。


『世界の美しい色の町、愛らしい家』

澤井聖一/構成・文 アフロ、アマナイメージズ/写真

タイトルどおりの美しい町や家の写真集。若干解説の文章に引っかかりを覚えるが、収録されている写真はどれもきれい!
パステルカラーにはじまり、白や青、ビビッド、アースカラー等、色別に分類されている。

ポーランドのザリピエの花柄ペイント素敵だなあ。ザリピエ模様はこの村と周辺だけに伝わる風習で、模様は家によって特徴があるんだとか。この風習、いつまでも続くといいなあ。
スペインのアンダルシアにあるコルドバという町もすごい。白い壁に美しい花が咲き乱れるさまは圧巻!
自分は青色がやっぱり好きなので、インドのジョードプルとモロッコのシャウエンの青に染められた町並みがやっぱり素敵だと思う。夏は涼しげでいいな。幻想的。



『世界の美しい地図』

MdN編集部/エムディエヌコーポレーション

世界地図、天体図、架空の地図などなど、世界中の美しい地図を集めた本。p52-53のレオナルド・ダ・ヴィンチ製作の「イーモラの地図」精密ですごい。眺めるだけでも楽しく、どの地図にも惚れ惚れした。もっと大きな画面で見たい気もする。浪漫を感じるもの、想像力をかきたてられるもの様々。ファンタジー創作をしている方など、創作資料としてもおすすめ。

◯気になった地図メモ
p40-41 イギリス最初の世界地図 1626年
p44-45 「Map of the World」 1989年 地図に国旗が刺繍されている。
p52-53 イーモラの地図 1502年 レオナルド・ダ・ヴィンチ
p58-59 「The Wonderground map of London Town」1914年 ロンドンのにぎやかな地図。ウォーリーが潜んでそう。
p120 イギリスの思想家トマス・モアの『ユートピア』の装画。1518年 想像力がかきたってられる。
p139 「Serio-Comic War Map」1877年 風刺絵の地図。ロシアがタコとして描かれ、その他の国は擬人化

◯参考資料が参考になりそうだったのでメモ
地図の歴史 世界篇・日本篇』織田武雄、講談社学術文庫
世界をおどらせた地図』エドワード・ブルック=ヒッチング、日経ナショナルジオグラフィック社
世界をまどわせた地図』エドワード・ブルック=ヒッチング、日経ナショナルジオグラフィック社
天空の地図』アン・ルーニー、日経ナショナルジオグラフィック社
地図の物語』アン・ルーニー、日経ナショナルジオグラフィック社
図説 世界古地図コレクション』三好唯義、河出書房新社
地図の世界史大図鑑』ジェリーブロットン、河出書房新社


『世界のすごい室内装飾』

アフロ,アマナイメージズ/写真 パイインターナショナル

世界にある建築物の素晴らしい室内装飾を紹介した本。どちらかというとヨーロッパの建築物が多め。聖堂やお城、美術館などの様々な室内装飾が見られます。
ステンドグラスにフラスコ画、タイルや絵画、彫刻とどれも素敵。思わずため息が出る美しさ。贅沢をいえば、小さな写真をもっと大きな画で見たかったかも。写真でこれだけ感動するのだから、実際に目で見たときはもっと圧巻されるんだろうなあ。


『世界の天空の城』

歴史ロマンあふれる夢想遺産
アフロ/写真 水野久美/テキスト 青幻舎

日本の城でいうと竹田城跡のような、世界各国の標高の高い場所にある城を紹介した写真集。天気、時間で城の雰囲気も変わると思うのだけど、雲海が広がってたり、夕日に照らされてたり、城のベストショットが収録されている気がする。絶景!
スロバキアのスピシュ城、すごくいい。ラピュタのモデルのひとつと言われているのだとか。
城までのアクセスも簡単に書かれていて親切。(2016年出版であることに留意)



▼収録されているお城達(クリックで詳細表示)

ホッホオスターヴィッツ城/オーストリア
ホーエンヴェルフェン城/オーストリア
グアイダ城砦/サンマリノ共和国
チロル城/イタリア
トッレキアーラ城/イタリア
サンレオ城砦/イタリア
チヴィタ・ディ・バーニョレージョ/イタリア
ノルマン城/イタリア
カステル・デル・モンテ/イタリア
マルクスブルク城/ドイツ
ノイシュヴァンシュタイン城/ドイツ
ホーエンツォレルン城/ドイツ
スピシュ城/スロバキア
ガイヤール城/フランス
ケリビュス城/フランス
フォワ城/フランス
ベナック城/フランス
オークニクスブール城/フランス
ドーヴァー城/イギリス
ハーレック城/イギリス
リンディスファーン城/イギリス
ダノター城/イギリス
エディンバラ城/イギリス
カルドナ城/スペイン ※現在はホテルとして営業
モレーリャ/スペイン
セゴビア城/スペイン
ペナ宮殿/ポルトガル
リンドスのアクロポリス/ギリシャ
スワローズ・ネスト/ウクライナ
郡上八幡城/日本・岐阜
犬山城/日本・愛知
越前大野城/日本・福井
竹田城跡/日本・兵庫
備中松山城/日本・岡山
マチュ・ピチュ/ペルー
アレッッポ城/シリア
クラック・デ・シュヴァリエ/シリア
ウチヒサル城砦/トルコ
ルメリ・ヒサル/トルコ
シーギリヤ/スリランカ
メヘラーンガル城砦/インド
バルチット・フォート/パキスタン
万里の長城/中国
ポタラ宮/中国



『世界の不思議な街の空から』

パイインターナショナル

なぜ、こんな街になったのか…?不思議な街を巡る空の旅。
https://pie.co.jp/book/i/5513/


断崖絶壁にある街、砂漠の中のオアシス、都会のなかの緑、湖に浮かぶ島、水上都市、山中の集落など美しい街を空から撮った写真集。
中世ファンタジーを思い起こさせる街から近未来っぽい街まで。建物の色や並びが規則的な街はどれも美しく感じる。

◯気になった街メモ
・チヴィタ・ディ・バーニョレージョ(イタリア)
風化を続ける街。天空に佇む。
・バウルタンゲ(オランダ)
星型の要塞。五稜郭を思い出した。こういった星型要塞は大砲技術が発達・普及をはじめた15世紀頃から建設されるようになったらしい。各地にあるのだとか。(p66)
・ブロンビーのガーデン・シティ(デンマーク)
ガーデニング専用のコロニー。別荘的な感じっぽい。かなり不思議。
・シャウエン(モロッコ)
紺碧の街並み。美しい! 青好きに刺さる街。
・サヌア(イエメン)
ノアの子孫が築いたとされる世界最古の都市。煉瓦の建物が美しい。「煉瓦の摩天楼」。
・ドバイ(アラブ首長国連邦)
超高層ビル。国際都市。SFっぽい。
・ブルジュ・アル・ババス(トルコ)
ゴーストタウンとは思えない美しさ。高級リゾートになる予定だったらしい。もったいない。
・後頭湾村(中国)
漁村だったが1990年代初頭に放棄されてしまったとか。苔や蔦の緑が美しく寂しい。


『世界の店先』

世界の店先を集めた写真集。外国の店先ってなんでこうオシャレに見えるのかな。異国情緒溢れる感じがいい! 本好きとしては、本屋の店先が気になるところ。どの店も品物を目一杯並べてるの素敵。
タイのトレインマーケットの写真には驚いた。品物、潰れちゃわないのだろうか。(線路脇ギリギリに品物が並べてあるんです。ちょっと危険な感じする)


『世界の魅惑のトンネル』

洋泉社編集部 洋泉社

世界各地のトンネルを集めた美しい写真集。歴史を感じさせる重厚なもの、SF映画に出てきそうな通路、自然から生まれたトンネルと割となんでもありな感じ。
ニューヨークの地下鉄シティホール駅、アラスカのメンデンホール氷河マジノ・ライン、ブダペストの王宮の丘、ナポリの地下鉄トレド駅などなど。
日本からも複数紹介。宮崎の母智丘公園の桜並木、トンネル? って思ったけど、桜が美しすぎて…。これもまたトンネルか。伏見稲荷の千本鳥居はいつ見ても不思議な雰囲気。トンネルを通ったら異世界だった、っていうのが有り得そう。
解説は少ないが、その分いろんなトンネル写真が掲載されている。その土地のトンネルを詳しく知りたい人には物足りないかも。
ドーバー海峡トンネルがあるのなら、青函トンネルもあっていいのではないかなあ、と思った。
巻末にトンネルの施工方法などの豆知識つき。


『世界の路地』

アマナイメージズ/写真 パイインターナショナル

いろいろな国の路地を集めた写真集。生活感のある路地も、にぎやかな路地もファンタジー世界のような路地もどれも素敵。
メキシコの「口づけの小道」の話がおもしろい。狭い路地を挟んで並ぶ家の男女(ロミオとジュリエットみたい)が、交際を反対する親の目を盗んで口付けを交わしあったという言い伝えがあるのだとか。なんともロマンチック!

口づけの小道 (観光情報) (観光情報) | メキシコ観光 VELTRA(ベルトラ)