文字を食べる

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本田壱成『優しいサヨナラの遺しかた』

童話作家だった父の死後、大学生の読が出会った謎の少女しるし。彼女は、人生の最期を演出する“終幕プランナー”だという。案内された怪しい事務所でのバイト生活、そこには十人十色の“サヨナラ”があって――。
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 就活ではなく、終活。最近よく目にするようになった単語。結構やってる人、いるのかな。死が身近になればそういうことも考えるんでしょうけど。
 死んでしまったらできない、遺したかったものを守り、遺したくなかったものを処分する…客のそんな依頼を受ける終幕プランナー、もといSPの仕事の話。仕事を通じて、死とは生とは何かを主人公が考えながら向き合うって感じの話。タイトルに「優しいサヨナラ」とあるように、依頼主が遺したさよならの形は優しいものだったのかな、と思う。優しい気持ちになれる話でした。ただ、特殊能力はあんまりいらなかったような気がします。まあ、事務所の経営の理由付けには必要なのかもしれませんが。