文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

岡崎琢磨『珈琲店タレーランの事件簿』

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女性バリスタの趣味は――謎解き!理想の珈琲を追い求める青年が、京都の一角にある珈琲店タレーラン」で、のっぴきならない状況に巻き込まれて……。
https://tkj.jp/book/?cd=72007201


 このミス大賞の隠し玉として出版されたそうです。(読んだときは1巻だけでしたが、今は8巻も出てるんですね)
 珈琲店というのが気になって読んでみましたが…。ビブリア古書堂のシリーズを先に読んでるせいか、雰囲気というかなんというか似てるなあとちょっと思ってしまいます。こういうのは好きなんですけどね。
 たくさん張られている伏線。アオヤマ君のことは最後の種明かしまで気づけなかった。途中で名前に関してちょっと疑問に思うところはあったんですけど。おもしろかったけど、なんかごちゃごちゃしてる感じがしました。あと、登場人物の性格が気になります。美星さんは別として。「たいへんよく挽けました」はちょっと笑ってしまったが、「全然違うと思います!」はなんかかわいい。

 読後感はよかった。コーヒーの小ネタがキャラの名前などいろいろあって、コーヒー好きの方には楽しめるのではないでしょうか。知識があったら私ももっと楽しめたかも。コーヒーが飲みたくなりました。

内容

プロローグ
事件は二度目の来店で
ビタースウィート・ブラック
乳白色にてハートを秘める
盤上チェイス
past,present,f*****?
Animals in the closed room
また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を
エピローグ


○漫画もある