文字を食べる

読書備忘録ブログです。

MENU

瀬那和章『好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く』

イラスト:川井マコト

妻子ある男を好きになった長女、わがままな恋人に振り回される次女、ひたすら恋に臆病な三女。神戸の街で一緒に暮らす三姉妹の恋を、三篇の短編で綴る、切なくて優しいラブストーリー。
https://mwbunko.com/product/311819500000.html


 3姉妹のちょっと切ない恋の話。どれも最終的にハッピーエンドだったので安心しました。三女の恋だけはまだ始まったばかりって感じでしたが、明るい感じの終わりだったので良かったと思う。

 姉妹たちの恋愛模様が描かれた短編集なんですが、それぞれ話がリンクしていて(長女→次女→三女の順)、この台詞の裏にはこんなことがあったのかーというのが、別の話で判明するところなどおもしろかったです。長女メインの話は長女がずるく感じられて、読んでいて微妙な気持ちにもなったりしましたが、妹の話を読むと普通に良いお姉さんだったりして、話によって三姉妹から受ける印象が変わるところもまたおもしろかったです。仲の良い姉妹。恋愛部分よりも姉妹のやりとりの方が好きかもしれない。

内容
 好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く
 恋にクーリングオフがあればいいのに
 嘘つきをシチューにまぜれば
 私たちの好きな場所