文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

おいしいエッセイ その3

  当サイトの記事には、広告・プロモーションが含まれます

食べ物について書かれたエッセイの読了記録をまとめた頁。
だいたい読了順。

おいしいエッセイ

伊藤まさこ『おやつのない人生なんて』

京都の町歩きに定番の甘味、幸せな気分になれるパンケーキ。ハーゲンダッツのとびきりの食べ方……おいしくて、可愛らしいおやつを写真とエッセイで紹介。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480878809/

 おやつって楽しくて嬉しいもの。タイトルに惹かれて読みました。タイトル通り、作者がお気に入りのおやつについて書いたエッセイ集。散文的な感じでしょうか。写真豊富で色々気になるおやつが多かったです。紹介されているもののお問い合わせ先が巻末にまとめられているのも親切。


村山尚子『食べてのほほん』

四季折々の食べ物のおいしさを、ことわざとともに描いたイラストエッセイ。
https://www.meijishoin.co.jp/book/b146704.html

 「食」に関することわざとともに四季をめぐるエッセイ集。日本農業新聞で連載していたらしい。
 わかりやすく書くことをモットーとしているということで、簡潔でわかりやすい文章。それにしても食関連のことわざって結構あるもんだなあ。知らないものが多かった。
 紹介されていたかつお節ピザ」が簡単でおいしそうだったので挑戦してみたい。


もとしたいずみ『レモンパイはメレンゲの彼方へ』

ずっと会っていなくても、ずっと憶えてる。トラのバターのホットケーキに、森で見つけた卵のカステラ。幸福な時間と匂いは、いつまでも本のなかにある。
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?jdcn=83425313980019000000

 表紙とタイトルが素敵だったので手にとった本。児童文学作品にからめたおやつにまつわるエッセイ集。紹介されている児童文学作品の中には自分の知るものもあり、懐かしく感じた。
 作者の文章もなんだかお茶目なところがあり、人柄が感じられておもしろかった。おやつに対するこだわりも感じた。紹介作品は改めてまた読んでみたい。


森下典子『こいしいたべもの』

味の記憶をたどると、眠っていた思い出の扉が開き、胸いっぱいになった事はありませんか? 150篇のエッセイの中から22篇を厳選し、丁寧に推敲を重ね大幅に加筆修正した珠玉のエッセイを収録。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167908942

 四角いバターに流れ落ちるシロップがかかったホットケーキの表紙がとてもおいしそう。著者の食べ物にまつわる思い出がつづられたエッセイ集。ところどころにあるイラストもカラーで掲載されていて素敵。食べ物はどれもおいしそう。
 どの記憶も切なく、温かく…。著者の家族の温かさ。焼きビーフンからのカレーライスの話の流れ(著者のお父さんとの思い出)で不覚にもほろりとした。



mogumogu101.hatenablog.com

mogumogu101.hatenablog.com