文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

堀文子『花のスケッチ帳』

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花の画家として知られる著者のスケッチ集。花をみつめるまなざしの厳しさと優しさに触れる一冊。
https://books.jtbpublishing.co.jp/book/60001-200703803360-000/


 スケッチが気になっているとき手に取った、花のスケッチの画文集。
 作者が言うように人に見せるためのものというよりは、作者自身のための覚書のような感じだけど、描く人が描くとやはり違うのか、ただのスケッチも芸術作品にみえる。まあただのド素人の目ですから、芸術を語るにはアレだけど。でも、ほんとうに綺麗! 色がなくても、色がついてるのはもちろんのこと一色だけでも美しい。スケッチではなく、きちんと色づけされた作品も収録されています。どれもこれも綺麗。こんなスケッチに憧れる。
 文章からも植物たちへの愛がうかがい知れる。紅葉の色使いが本当に綺麗だった!