文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

色に関する本

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 色の名前や配色デザインなど、色に関する本の読書記録置き場。
 だいたい読了順。ときどき増えるかも。

色に関する本

松本英恵『和モヨウ配色手帖』

カラーコーディネートのプロとして,着物やファッションにも造詣の深い松本英恵さんが,現代的な感覚を取り入れた伝統文様,アンティーク風の少し懐かしい和柄,配色を提案してくれます。
https://gihyo.jp/book/2010/978-4-7741-4387-3


「和」「配色」という言葉に惹かれて手にとった本ですが、想像以上に良かったです。配色の見本も綺麗ですが、それ以上に和のモチーフが綺麗でした。切り絵に版画に水彩画…どれも美しい。ペラペラとページを捲るだけでも目に楽しい本です。やっぱり「和」はいいなあ。


ネイチャー・プロ編集室『色の名前』

あの色が、いま鮮やかによみがえる――。自然にまつわる色の名前を、その由来となった自然風景の写真と共に紹介した色彩図鑑。大好評ネイチャーシリーズ第3弾。
https://www.kadokawa.co.jp/product/199999883622/


 色名とその色のもとになった写真があわせて見られる色図鑑。花、動物、鉱物などなど自然の風景写真がとにかく綺麗でした。写真があることで、色見本があるだけのものより、色がどんな色なのかわかりやすくなってるようにも思う。目にも楽しいです。また、その色が出てくる作品の紹介がちょこっとついてたり、豆知識なんかもあったりして楽しかったです。


浜田信義『日本の伝統色』

平安から江戸・明治・現代まで、色の原点をたどるヴィジュアル事典
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784756241009


 豊富な写真(美しい!)と色見本つきの色辞典。デジタル用のRGB数値も載ってたり、便利です。色名の由来など興味深く読みました。自然のもの、身近なものからとられたものがやはり多いんですね。昔の人の感性というか、なんというかすごいと思う。色名に情趣を感じます。きれいです。


荒井和生、野呂希一『色の風景Ⅰ 空と水』

日本の風景には色が満ちている。褪せることを知らない、尽きることのない、この国の色風景を訪ねる「色探しの旅」第1弾。
https://www.seiseisha.net/seiseisha-books/ironoichi.html

 写真の中から色を見つけ、その説明をする本。たくさんの綺麗な写真が掲載されているので、写真集としても楽しめます。
 色にはいろんな名前がついているんですね。実に色の世界は奥が深いです。写真は本当に日本にこんな景色があったのか? と疑ってしまうくらいに綺麗。絵のようにも見えます。緑色の空なんて見たことがありません。(P.95/星月夜)