文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

大槻一翔『薫子さんには奇なる解を』

  当サイトの記事には、広告・プロモーションが含まれます

装画:いざ

大学図書館のクール美人司書・九条薫子。彼女に惹かれる桐生だが、ミステリマニアな薫子が求めるのは謎と事件。しかも「事実が面白ければ正解を。つまらなければ、桐生くんの考えた奇なる解を」なんて言い出して!?
https://lbunko.kadokawa.co.jp/product/321502000034.html


 主人公の桐生くんが、恋心を抱いた女性・九条薫子(大学図書館司書、小説家志望)のために小説ネタを提供しつつ、その謎を解く。
 ヒロインである薫子さんの良さが最初わからなかった。正直、一ノ瀬さんの方が印象いい。けど、最後まで読んだら薫子さんの印象がちょっと変わりました。
 作中の「ダネイ」については、クイーンを読んでる人はすぐわかっちゃいそう。これがわかると全部真相が読めちゃうかも。読後感は割と良かったです。