文字を食べる

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宮下恵茉『あの日、ブルームーンに。』

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装画:もか

初めての恋をして、わたしはひとつ、大人になる――共感の声が寄せられた切ないラブストーリー、書き下ろし短編を加えて文庫化。
(引用元 https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8111156.html


 表紙の2人が別作品の好きなキャラに似ていて、思わず手にとった本。かわいくてとても素敵。読み終わったあと見てみると、話の雰囲気にあっていると思う。

 自分と違うものに人は惹かれちゃうもんなのかなあ。優等生な女の子と不良タイプの男の子の恋愛小説。クール美人な友達とか、気のいい男の子とか登場人物を見ても、作中で起こるイベントとかを見ても、少女漫画によくありそうな感じ。だがそれがいい! 価値観やらで行き違いもあったけど(青春だなあとしみじみ。色々考えるようになると、こんな行動は起こせないだろうな…)、ハッピーエンドでよかったです。こういう小説時々読みたくなります。
 本編後を書いた「タチアオイ」では長谷川くんのことが書かれてます。彼、良いキャラでした。お幸せに!


★単行本(イラスト:カタノトモコ)