装画:越島はぐ
鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂は、その佇まいに似合わず様々な客が訪れる。すっかり常連の賑やかなあの人や、困惑するような珍客も。
人々は懐かしい本に想いを込める。それらは予期せぬ人と人の絆を表出させることも。美しき女店主は頁をめくるように、古書に秘められたその「言葉」を読みとっていく。
https://mwbunko.com/product/biblia/201202000645.html
今回もおもしろかった。ますます古書に興味がわきます。個人的には『たんぽぽ娘』の話が好きです。本も機会があればぜひ読みたい。
色々と謎だった栞子さんの母親(父親のこともちらっと出てたけど)の話もちょっと出てきて、今から次巻が気になるところです。しかし、文香ちゃん! 彼女のあれは一方的な報告って感じでしたが…。栞子さんの探す『クラクラ日記』の在り処にはちょっと驚きました。
内容
プロローグ 『王さまのみみはロバのみみ』(ポプラ社)・I
第一話 ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』(集英社文庫)
古書店関係の人々と栞子さん。
第二話 『タヌキとワニと犬が出てくる、絵本みたいなの』
しのぶさんの絵本探し
第三話 宮沢賢治『春と修羅』(關根書店)
エピローグ 『王さまのみみはロバのみみ』(ポプラ社)・II