文字を食べる

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久世番子『よちよち文藝部』

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国内から世界まで、文豪と名作の魅力を取材と綿密な妄想で語り倒す「よちよち文藝部」。読んでなくても知ったかぶれる大爆笑の一冊。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167918514


 文豪を題材にしたコミックエッセイ。文豪の作品というより、文豪その人に焦点があてられている。作者は「暴れん坊本屋さん」の人。
 所謂名作と呼ばれる作品はあまり読んでこなかったけど、読んでいるうちにだんだん気になってきました。と同時に、文豪本人にも興味がわきました。谷崎潤一郎とか三島由紀夫とか。中島敦はたしかに独身っぽい印象があった。作家の手紙、その人の人柄が感じられておもしろいなあ。