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加藤廣『利休の闇』

利休の闇 (文春文庫)

利休の闇 (文春文庫)

秀吉が利休に切腹を命じた理由は信長時代まで遡るものだった…八十四歳の作家が膨大な史料から真相をあぶりだす歴史ミステリー。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167909383


 利休の死の原因はなんなのかということを突き詰めて考えた歴史ミステリー。たくさんの史料にもとづき、時系列にそって歴史検証し、秀吉と利休の人となりや関係を追っていく。2人の思惑など歴史の解釈がとても興味深く、おもしろかった。もうちょっと歴史のことわかってたらもっと楽しく読めたんだろうなあ。
 秀吉と利休の思いのすれ違いがなんだか切なかった。ラストの秀吉の言葉が物寂しかったです。