文字を食べる

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東川篤哉『謎解きはディナーのあとで 2』

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装画:中村佑介

立川駅近くの雑居ビルで殺された30代半ばの女性。7年間交際していた二枚目の男は、最近、重役の娘とつきあい始め、被害者に別れを切り出したのだという。しかし、唯一最大の容疑者であるその元恋人には完璧なアリバイがあって――。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09231231


 表紙絵を担当されている中村佑介さんのイラストが表紙以外でも数点見れてお得でした。相変わらず目を惹く美しいイラストです。

 小説の内容の方はというと、前回よりはオチに無理がないというか、すっきりしているというか安心して読めたような。キャラは相変わらずの曲者揃いで、会話のテンポも良く楽しめました。ただこの作風、やっぱり苦手な人は苦手なんだろうな。重厚なものが好みの人にはきっと軽すぎと感じそう。私はこういうのも好き。

 執事はやっぱり毒舌なんですけど、多少は気をつけようと考えてるみたいですね。あとお嬢様が執事のことを大切に思ってるとかそういう描写が出てきて、すごくびっくりしました。1巻を読んだのが結構前の気がするので曖昧になってるかもしれないんですけど、執事とお嬢様の関係ってそんなでしたっけ? 話によるとドラマの展開を意識してるとかなんとか。ドラマの方見てないので詳しくはわからないですけど。個人的に二人の間にラブは必要ないと感じていたので。まあ、あっても別にいいんだけど。
 今回もそこかしこにあるネタについつい笑ってしまったり。気軽に読めるのはいい。楽しく読めました。


内容
 第一話 アリバイをご所望でございますか
 第二話 殺しの際は帽子をお忘れなく
 第三話 殺意のパーティにようこそ
 第四話 聖なる夜に密室はいかが
 第五話 髪は殺人犯の命でございます
 第六話 完全な密室などございません