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太田大輔『江戸の象吉』

江戸の象吉

江戸の象吉

 ここは江戸。でも、人間ではなく、いろいろな動物たちが暮らしている。そこに突然、ゾウの象吉が現れ、その巨体にみんなはびっくり。
 象吉は、日本橋の「魚犬」という魚屋で働くためにやってきたのだった。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000188622


 江戸だけど、地球の江戸じゃない、どこかの星での話。表紙のかわいい動物たちのイラストに惹かれて手にとったもの。
 
 主人公の象吉がいい男でした!
 この話、1729年に長崎経由でベトナムからやってきた象の話がもとになっているようです。そんな昔に日本に象がきたのだなあ。作中で起こる火事などの事件も実際に江戸であったこと。ちょっと勉強になるかもです。「徳川猫宗」など名前ににやっとします。
 江戸で暮らす擬人化された動物たちが生き生きとしていて実によかったです。すらすら読めました。おもしろかった!