日本刀に関する本の覚書。好きなので時々増えます。
※読了順
日本刀に関する本
英和出版社『日本刀列伝 写真と由来で深く知る日本刀の物語』
広く浅く刀の情報が載っているムック本。あまり見ることのできない珍しい刀の写真が見たかっただけなので、美しい刀の写真が色々見られて、それに関しては満足です。誤植が少し気になった。詳しい知識が欲しい場合は別の本をあたった方が良さそうです。
かみゆ歴史編集部『物語で読む日本の刀剣150』
時代小説やゲームなどで馴染みもある日本刀の伝説や逸話がたくさん載ってる本。この手の本はたくさん出ているので、すでに知っている話も多いですが、おさえるところはちゃんと押さえている印象。おもしろかったです。個別のエピソードは短めなので、広く浅く知りたいという人に良いかもしれません。入門書などに。
川見典久『刀装具ワンダーランド』
協力:黒川古文化研究所
日本刀を彩る鐔、小柄、笄、目貫、縁頭などの刀装具を、高精細デジタルカメラで撮り下ろして掲載。さまざまな角度からの拡大写真も満載した、あらゆる角度からじっくり細部まで見たいという思いに応えるオールカラービジュアルブック。
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=1658
黒川古文化研究所に所蔵されている刀装具(鍔、目貫など)の写真がたくさん収録されている本。
刀装作成者の概略、刀装具のモチーフの説明とともに素晴らしい意匠が施された刀装具を写真でじっくり見ることができる。
拡大されているので古窯な部分も見れるのが良いです。まさに芸術品! 惚れ惚れします。
www.kurokawa-institute.or.jp 展覧会、一度行ってみたいなあ。兵庫県かあ。
調所一郎『刀と日本語 刀からうまれた日本の言葉』
「切羽詰まる」「土壇場」「うっとり」「とんちんかん」など、刀に由来した日本語の意味を楽しくわかりやすく解説。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784898064948
刀が由来の日本語を多数紹介した本。やさしい文、写真や図を使っての説明がわかりやすかったです。ところどころにある挿絵も味があって素敵でした。言葉自体は知ってるものが多かったけど、刀由来だということは知らないものがいくつかあり、勉強になりました。「とんちんかん」「うっとり」も刀由来なんですね。おもしろい!
★旧版