文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

森真一『「お客様」がやかましい』

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現代の日本社会は「お客様=神様」として扱うが、客の不満はゼロになるどころか、不満は増大し、自主性の欠如や拝金主義、暴力につながっていく。「お客様」社会の問題点と脱却法を考える。
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480688316/


 この国における消費者社会が「お客様」社会であるということを説明した本。極端な事例が多いなと思いつつも、著者の言いたいことには割と共感しました。自分の仕事もサービス業なので、色々と考えることはあります。でも、色んな店員、色んなお客様がいるからなあ。自分自身を見直す切欠にはなるかもしれません。
 本文で紹介されていた『小説スーパーマーケット』という本がちょっと気になります。