文字を食べる

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角川書店 編『古事記 ビギナーズ・クラシックス』

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天皇家の系譜と王権の由来を記した、我が国最古の歴史書。国生み神話や倭建命の英雄譚ほか著名なシーンが、ふりがな付きの原文と現代語訳で味わえる。図版やコラムも豊富に収録。初心者にも最適な入門書。
https://www.kadokawa.co.jp/product/200105000079/


 角川書店のビギナーズ・クラシックスのシリーズの1つで、古事記の原文(といっても漢字に仮名も混じってますが)とともに訳を読むことができます。
 古事記(上・中・下)の中で比較的有名なエピソードがピックアップされています。古事記の全部ではなくても、知っているとよいと思われる部分の話だけ知っていればいいや、とか知りたい! って人の入門書。古事記の訳全部読みたい! という人には不向きかもしれません。でも、原文・訳はなくても、おおまかなあらすじは書かれています。図や写真、系図なんかもあったりわかりやすかったです。時々ページの間にあるコラムも豆知識が増えて良いと思います。通釈だけを読むという方法もできるし、読みやすかったです。
 巻末に日本神話に関わる史跡や神社の案内とかが載ってたんですが、ちょっと行きたくなりました。機会があったら行ってみたいかも。