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香月日輪『僕とおじいちゃんと魔法の塔 1』

僕とおじいちゃんと魔法の塔(1) (角川文庫)

僕とおじいちゃんと魔法の塔(1) (角川文庫)

絵:中川貴雄

お化け屋敷のような不思議な塔。幽霊のおじいちゃんと暮らし始めた僕だけど、その塔には、はた迷惑な住人がどんどんやってきて!? 僕とおじいちゃんのびっくりするような毎日を描いた大人気シリーズ!!
https://www.kadokawa.co.jp/product/200608000267


 真面目でしっかりとしている父、よく出来た弟、良い家族。その中で与えられた選択肢、親が言うことが正しいと信じて疑わなかった僕こと龍神。そんな龍神が魔法の塔を訪れ、亡き祖父の幽霊に出会ったことをきっかけとし、自分の内側を見つめなおし、自分のあり方を考える話。魔法の塔、幽霊、そして使い魔といった浮き世離れした存在が、堅苦しい感じのテーマ(大事なことなんだけど)の中に面白さを添えているというか。自分はファンタジーも好きなので、そういう要素もあったので楽しめました。

 魔法の塔でのいろんな発見に満ちた毎日を送る龍神は明らかに家での生活より生き生きとしてみえた。とある事件を通じて、親友と呼べる相手も見つけたことだし。しかし、その楽しい日々も家族の一言で終わろうとするが、龍神は家を出ることで自分を保とうとする。親とのすれ違い、家族との意見の相違。それを話し合いをすることで向き合い、最終的に龍神は序盤とは見違えるほどの成長をとげる。次巻は高校生に成長した龍神が見れるとか。新たな出会いも含め、気になるところです。


★コミック版


角川つばさ文庫