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渡来ななみ『葵くんとシュレーディンガーの彼女たち』

絵:もぐも

幼い頃から並行世界を日々転移する生活を送る少年、葵。だが小さな切っ掛けから、二人の幼馴染みのいる、二つの世界は重なってゆき――夏の終わりに贈るSF青春ラブストーリー。
(引用元 https://dengekibunko.jp/product/aoikun/311925900000.html


 平行世界をテーマにしたSFもの。なぜかパラレルワールドを転移してしまう体質の少年が主人公。
 日々を無難に過ごしていた主人公・葵だったが、隣の家に住む2つの世界の幼馴染とのふとした出来事を切欠に、世界の境界を崩してしまう。その崩壊を止めるために珍しく頑張る主人公…って感じの話。設定は好みだったので楽しく読みました。ラストが少し消化不良? というか無難な感じでちょっと残念でした。幼馴染の真宝のいる世界をとるのか、もう一人の幼馴染・微笑のいる世界をとるのかって選択を迫られていたのに結局どっちもとったと考えられるED。舞花に言わせると「ふたまた」ってことになりますが、やっぱりそういう風に思えちゃいますね。でも、どちらの幼馴染も可愛く良い子なので、どちらかはっきり決めるというのも難しそうですが。裏表紙の天秤イラストは微笑優勢だったけど、本編だと判断が難しいですね。

 まとめ方が勿体無い感じはしましたが、楽しかったです。天馬くんと主人公が仲良くしてるところが見てみたかったような気もします。あの子、結構重要なポジションのような気がしますが、ビジュアル出ませんでしたね。