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久賀理世『英国マザーグース物語 婚約は事件の幕開け!』

絵:あき

19世紀、大英帝国の首都――ロンドン。偉大な探検家である当主が亡くなり、長男が爵位を継ぐことになったアッシュフォード子爵家。長女セシルはといえば、子爵家の未来のため、顔も知らない相手と結婚することが決まっている。だが、好奇心旺盛な彼女は、結婚までの一年間、“新聞記者”になるという前代未聞の行動に出た! 「子爵令嬢」という正体を隠し、少年姿で働くセシルの前に現れたのは……!? 大ヒット、ヴィクトリアン・ミステリー!
(引用元 https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?jdcn=08601611943379000000


 舞台設定が大変好みです。マザーグースの唄になぞらえて起こる事件というのもミステリアスで、楽しく読みました。レーベルからして恋愛ものになると思うんですけど、その中のミステリー要素が少し嬉しかったり。ミステリーが好きなので。

 キャラも印象よかったです。セシルもジュリアンもセシルの兄弟たちも(ダニエル兄さま超がんばれ!)、また新聞社の人々も。ジュリアンは出しゃばりってわけでもないのに、なんかすごく印象に残るキャラでした。セシルよりも主人公っぽいというか。それにしてもセシルとジュリアンは最初から割と仲が良いですね。読んでいて安心できます。が、お互いの隠し事が判明したとき(といっても一方はそのことも了解してるんですけど)の反応が気になります。

 今後は今回の事件の真相や組織(?)のことを追っていく展開でしょうか。ラストは事件解決って感じですかね。四つの太陽の意味にじんわりしたので、早くアッシュフォード一家が平穏に暮らせるようになればいいと思う。