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ミステリー小説いろいろ 読了記録

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 ミステリー小説の読了記録(短め)をまとめたページ。
 自分用の覚書です。引用した内容紹介のほうが長い…。だいたい読了順。

いろいろなミステリー小説の読了記録

恩田陸『puzzle』

puzzle(パズル) (祥伝社文庫)

puzzle(パズル) (祥伝社文庫)

学校の体育館で発見された餓死死体。高層アパートの屋上には、墜落したとしか思えない全身打撲死体。映画館の座席に腰掛けていた感電死体──コンクリートの堤防に囲まれた無機質な廃墟の島で見つかった、奇妙な遺体たち。しかも、死亡時刻も限りなく近い。偶然による事故なのか、殺人か? この謎に挑む二人の検事の、息詰まる攻防を描く驚愕のミステリー。
http://www.sun.s-book.net/slib/slib_detail?isbn=4396328095


 ページ数も文量も少なめなのでさらっと読めました。短時間で気軽に読めるミステリー。
 piece、play、pictureの3部構成になっていますが、pieceは事件についてのさわりみたいなもので、本編はplayからかと。事件の謎解きというよりは人間の心理の不思議とか、なんかそんな感じの話のようにも思います。二人の検事の腹の探り合いのようなやり取りが来たときには「きたきた!」なんて思ったりも。二人のやり取り、結構好きです。なんとも言えない、不思議な読後感。


宮部みゆき『人質カノン』

人質カノン (文春文庫)

人質カノン (文春文庫)

深夜のコンビニにピストル強盗!そのとき、犯人が落とした物とは?街の片隅の小さな大事件を描いたよりすぐりの都市ミステリー七篇
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167549046


 短編集。トリックだとか内容に派手さはなく、あっさりとしていて物足りなく思う人もいるかもだけど、1つ1つの話に込められているメッセージは深いように思う。現代社会にゆっくりと侵食している何かを指摘している感じ。

○単行本
リンク先は楽天の中古ショップ



彩坂美月ひぐらしふる』

ひぐらしふる

ひぐらしふる

  • 作者:彩坂美月
  • 発売日: 2011/06/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

大衆の真ん中で突如消えた親子。UFOに攫われた幼馴染。身の回りで起こった不思議な出来事は、はたして怪現象なのか、故意の犯罪なのか。-夏の終わり、恋人との関係に迷いを抱えながら、実家に帰省した有馬千夏。地元の旧友とのとりとめもない会話から、千夏はかつて身の回りで起こった不思議な出来事を知る。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784344019959


 「ミツメル」「素敵な休日」「さかさま世界」「ボーイズ・ライフ」そして、最終章の「八月に赤」、「エピローグ」という短編連作の構成。先の4章では矛盾を感じるというか、喉に魚の骨でも刺さったようななんともいえないすっきりしない感じを覚えていたんですが、最終章の中でそれも解決。主人公が時折目にした少女の姿も正体もわかって、なるほどなあと思う。でも、矛盾の指摘でもやもやも一応はすっきりはしたけれど、やはりちょっと無理があるのではないかなあとは思う。透明感のある文章や雰囲気は結構好みでした。

○文庫版



津原泰水ルピナス探偵団の当惑』

ルピナス探偵団の当惑

ルピナス探偵団の当惑

装画:北見隆

私立ルピナス学園高等部に通う吾魚彩子は、あるときうっかり密室の謎を解いたばかりに、刑事の姉から殺人事件の推理を強要される。なぜ殺人者は犯行後冷えたピザを食べたのか?
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488469016


 元々、20年ほど前に出された少女小説だったとか。確かに設定が古めかしい感じ、とは読みながら思っていましたが、現在でも普通に楽しめますね。主人公以下登場キャラの名前が珍しかったり、変わった読み方だったりで覚えるのが大変だったのが難点といえば難点かも。キャラたちの軽妙なやりとりがツボでした。事件後の静かな余韻もなかなか好みでした。

収録内容(目次)
第一話 冷えたピザはいかが/第二話 ようこそ雪の館へ/第三話 大女優の右手


太田忠司『伏木商店街の不思議』

伏木商店街の不思議

伏木商店街の不思議

ショートショートの名手による、書き下ろし全31篇の掌編集! どこにでもある、でも、少し不思議な「伏木(ふしぎ)商店街」を舞台に、それぞれの店で起きる、切なくて、おかしくて、ときに怪しい物語。
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309023922/


 不思議な伏木商店街の各お店を舞台とするショートショート集。ちょっと怖かったり、悲しかったり、ほのぼのだったり、愉快なオチがあったり、話ごとに違った色があって飽きずに読めました。また、ショートショートなので、一話が短くて読みやすかったです。商店街の不思議のもとがなんなのか、最後の方の話でだんだん核心に迫っていくのもなかなかよかった。おもしろかったです。