本を扱うエッセイは数あれど、本の中の「文字」についてのエッセイは珍しいんじゃないかなあと思う。
本のフォントは、読みやすいか読みにくいかくらいしか気にしてなかったけど、見出しではなく本文に使われているだけでも色々種類があるんですね。よく見るとどれも違っていて…。自分が意識してないところで、いいなあと感じていた文字も紹介されていました。あの本に使われていた文字は、こんな名前がついてたんだなあ! と不思議な気持ちです。写植書体とかDTPとかいまいちよくわかっていないのですが、古くからあったものがなくなっていくのはやはり寂しいですね。
文字の見本帖としてもなかなかおもしろかった。これから本読むときは、フォントにも注目して読みたいです! 文字の世界に興味がわきました。
★web本の雑誌社のページで試し読みができます。
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★フォント好きは見た方がいいかも。いや、フォント好きなら紹介するまでもなく知ってるのかも。見ているだけでわくわくしてしまうサイトです。楽しい!
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正木香子『文字の食卓』
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