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エーリヒ・ケストナー『エーミールと探偵たち』

絵:ヴァルター・トリアー
訳:池田香代子

おばあちゃんをたずねる途中の列車で,大切なお金を盗られてしまったエーミール.ベルリンの街を舞台に,少年たちが知恵をあわせて犯人をつかまえる大騒動がくりひろげられます.
(引用元 https://www.iwanami.co.jp/book/b269493.html


 田舎の少年・エーミールがベルリンで出会った少年たちとともに、どろぼうからお金を取り返す話。結構な人数の仲間なのに、(多少の口論はあったにしても)統率がとれてるし、きちんと自分の役割をこなしてるし、賢い少年たちです。エーミールは良い出会いをしたなあと思う。素敵な仲間たちです。また、エーミールのお母さん想いなところもすごく素敵だと思う。心が温かくなります。
 作者の分身ともいえる新聞記者のケストナーさんという人物が登場するのですが、そんな彼とエーミールの再会場面にはちょっと感動しました。不意をつかれたというか。エーミールが電車でピンチだったところを助けてくれた人だったんですね。
 犯人が捕まえられたシーンはなんかすかっとしました。昔、読んだことがあるような気がしましたが、ユーモアたっぷりな文章もあって、とても楽しく読めました。