文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

コルネーリア・フンケ『どろぼうの神さま』

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 訳:細井直子
 児童書だからと油断できない! 長編ですが読み出すと止められず、夢中になって読みました。  

内容

 大人になりたい子どもと、子どもになりたい大人と、ありのままていたかった人たちの、ドイツの冒険ファンタジー。
 
 チューリヒ児童文学賞、ウィーン児童文学賞を受賞した作品。冒険に謎解き、わくわくするものがたくさんつまった話です。
 子どものときにはあって、大人になるとなくなるもの。大人にはあるのに、子どもにはないものってなんだろう。言葉では表現しづらいけれど、この本を読み終わったあと、なんとなくそれがなにか解ったような気がしました。
 小さいときに感じたことを忘れちゃいけないなあと思う。個人的に登場人物はプロスパーが好きです。おすすめの本です。


2006年に「ザ・シーフ・ロード(The Thief Lord)」という題で映画化されているようです。見てみたい!