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道尾秀介『月と蟹』

月と蟹

月と蟹

あの夏、海辺の町で少年は大人になる涙を知った
孤独な子ども達が始めた願い事遊びはやがて切実な思いを帯びた儀式めいたものに――深い余韻が残る少年小説の傑作。直木賞受賞。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784167838669


 直木賞受賞作ということで読んでみました。初めて読む道尾作品。
 3人の小学生がメインの話。ヤドカリを神聖視するというか、その無邪気にも残酷な行動が少し恐ろしく感じました。
 風景など描写が良い。潮のにおいが感じられるような海の描写、車の中で必死に息をつめて潜む描写とか。あとは少年たちの心理描写も良かったです。
 終盤のシーンで主人公が見たのは何の影だったのだろう。友人か、それともほんとうにヤドカミ様だったのか。私は好きな作品でした。


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