文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

ボタンの本

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 ボタン(衣類などの留め具)に関する本の読書記録をまとめました。ただの覚書で短いです。
 ※読了順です。

ボタンに関する本

エリック・エベール『世界の美しいボタン』

18~20世紀のヨーロッパのボタンを中心に、七宝・ガラス・メタル・貝・木などの素材別と、主要なボタン作家別に約750点のアンティーク&ヴィンテージボタンを紹介。ボタンの歴史がわかるコラムや、フランスと日本の手芸店・博物館の情報も掲載。
https://pie.co.jp/book/i/4595/


 たかがボタンと思うことなかれ。ボタンってすごく奥深い! 美しいボタンの写真集です。七宝、ガラス、セルロイド、レジンなどなど…年代ごとに主流だったボタンの素材の解説があって、浅くではありますがボタンの歴史を知ることができます。

 それにしても写真のボタンが素敵。眺めてるだけでも楽しい。ボタンだからこそ輝くデザインっていうのは、やっぱりありますね。植物の種子が入ってたりだとか、おもしろい。なかにはロケットになってるボタンも。個人的に羅針盤のボタンが素敵だなあと思いました。あと、ボタンは海外って感じですけど、薩摩ボタン(初めて知った)をはじめとする日本のボタンも負けず劣らず素敵でした。
 ボタン博物館の紹介がされてたけど、そんな博物館があるんですね。しかも日本に。いいなあ、行ってみたいなあ。

www.iris.co.jp

www.satsumabuttons.jp


小坂直子『ボタン938』

 著者がヨーロッパで見つけた、19世紀から1960年代頃に作られたとされるボタン938個(!)の写真が掲載されているコレクションブック。ボタンの材質ごとにまとめられています。写真とともに添えられた解説も興味深いです。

 1個上の本を読んでも思ったんですが、アンティークボタンは本当に芸術品ですね。どの写真も美しく、可愛らしく…。ものによってはすごく高級感漂っているのもあるし。透かし彫りのボタンなんかは手が込んでるよなあ。今回の本ではセルロイド製のボタンが可愛らしく、親しみやすくて好みでした。
 眺めているだけでも楽しい本です。この本も著者のボタンに対する愛が伝わってきます。