文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

2024年11月:kindle unlimitedの読書記録 その1

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風呂に20分浸かるとダイエットやら健康やらにいいらしい…。でも普段そんなに湯につからない。そもそもその20分間、風呂でじっとしているのはなんか時間がもったいない。ということで、風呂読書をしようと思い立ち、11/1から「kindle unlimited」サービスを利用し始めた。


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月額980円なので、2~3冊読めば元は取ったという感じがします。漫画が結構あるので、そのノルマを達成するのは簡単そうです。

以下、短い読書記録まとめ。読了順。
期間限定作品の感想も含むので、時期によっては読み放題の対象外かもしれません。


kindle unlimitedを使い倒す! 2024年11月・その1

森絵都『最後は臼が笑う』

ろくでなしの悪い男にひっかかってきた桜子。どんな嫌な悪い男にもひとつは良いところを見つけ出し愛してきたが、ついに最低の悪い男と出会ったという。そこで「桜子の男運を変える会」が集まり、男への復讐を誓うが…。

30代後半から50代くらいの女性に無理に席を譲ろうとする地味で平凡なサラリーマン。男の目的はそうすることによって女性の心を傷つけること。この八郎(仮名)がかなり底意地悪くて嫌な感じなのだけど、桜子もたいがいヤバいところがヤバイ。

急にさるかに合戦の比喩がでてきて驚いたが、「復讐譚」といえば「さるかに合戦」って感じかな。語り手のポジションは牛糞みたいだけど、タイトルにもある「臼」のポジション誰だろう? と思っていたら…。そうくるのか!
大阪のおばちゃんは強いなあ。思わずふふっとなってしまった。ラストの拍手もじわじわくる。さくっと読める短編。

※この短編は「kindle single」というシリーズでkindleでしか読むことができないようです。

(2024.11.04読了)


塔山郁『薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理』

足の痒みに悩まされていた水尾爽太。医者から処方された薬を塗るもなかなか改善されない。だが、薬をもらいに行った薬局で薬剤師からアドバイスをもらい…。

薬にまつわるライトなミステリー。薬の知識なんてほぼないに等しいけど、楽しく読めた。薬剤師の毒島さんの真面目さが好き。薬まわりの困りごとを毒島さんと仲良くなりたい爽太が彼女に相談するかたちの話が多め。ふたりの出会いから毒島さんの生家の話が少しでてくるところまで。是沢クリニックはどうなるのかなあ。処方箋濫用は許せんよなあ。

調剤薬局の薬剤師さんにはよくお世話になるけれど、薬剤師さんは本当にすごい。医者には頭があがらないとか薬剤師さんの待遇とか、疑義照会とか知らないこと多くて勉強にもなり、おもしろかった。
薬の名前に「ん?」と思う部分があったのだけど、薬の名前は実在のものと微妙に違っていて、架空のものらしい。

(2024.11.14読了)


金城宗幸/ノ村優介『ブルーロック 1』

AmazonPrimeビデオで11/15時点で放送済みまでのものを一気に視聴。原作が気になって読んだ。
フォワードを集めて最強のフォワードを爆誕させる漫画という前情報を聞いたときは蠱毒みたいな漫画だな…と思っていたけど、読んでみたら今までにない感じのサッカー漫画でおもしろかった。割ときついことも書いてあった気がするので、アニメではマイルドになってたんだな。
絵の目力がすごい!

(2024.11.15 読了)


おおのこうすけ『極主夫道 3』

伝説のヤクザ・不死身の龍が専業主婦をするコメディ。
相変わらずおもしろすぎる。
酉井組の姐さんも好き。

(2024.11.17 読了)


おおのこうすけ『極主夫道 4』

今回も笑った!
紙芝居回が特に好き。こどもたちの顔。

(2024.11.18 読了)


おおのこうすけ『極主夫道 5』

おもしろかった!
美久さんの料理の腕前はお父さん譲りかあ。お母さんが強すぎる。

(2024.11.18 読了)


さもえど太郎『Artiste(アルティスト) 1』

最初、マルコが主人公かと思った。
パリのレストランで働く気弱な青年ジルベールがマルコと出会ったことにより、新たな一歩を踏み出す。
プロローグ的な巻でジルベールが持つ能力紹介。グルメ漫画というより、ジルベールの成長ドラマなのかな。よかった。

(2024.11.20 読了)


さもえど太郎『Artiste(アルティスト) 2』

シェフ・メグレーの店でソーシエ兼副料理長として働くことになったジルベール。今回はジルベールが暮らすアパートの住人たちとのやりとりと開店準備の話。
アパートの芸術家たちとのやりとりおもしろかった。確かに料理も芸術だ!

(2024.11.20 読了)


灰原薬『応天の門 1』

平安時代が舞台のサスペンス。
主人公は菅原道真。そして若い! 相棒?は在原業平。ミスマッチに感じられるふたりが良い相棒になってるんだよなあ。道真公は不本意だろうけど。
時代考証が丁寧で、絵もストーリーもとてもよかった! 行方不明の女官探しに、理想の姫「玉虫姫」の正体…。ドキドキしながら読んだ。

(2024.11.20 読了)


灰原楽『応天の門 2』

おもしろかった!
それにしても「藤原氏」はまったく…。高子姫はどういう事情で11歳という歳で業平と駆け落ちしたんだろう。高子姫、気高くてとても素敵な人だから幸せになってほしい。
狂犬病の話があったけど、昔からあるんだなあ。現代でも難しい病気なんだから昔はなおさらだよな…。

(2024.11.21 読了)


灰原楽『応天の門 3』

おもしろい! 11/21現在kindle unlimitedで見れるのはこの巻まで。続きも気になってしまう。単行本買おうかな…。
道真の兄の死の真相、道真の許嫁・宣来子の登場など主人公まわりの家事情が少しわかったかな。水脈の話は道真の考え方の変化が人らしくなったのかなあと思った。
しかし、藤原氏が怖すぎる。染殿明子様、気の毒すぎる。なにを飲まされてたんだ…。帝、これは知らないほうが幸せだわ…。

(2024.11.21 読了)


岡叶『ヤンキー君と科学ごはん 1』

化学教師の猫村蘭は、クラスの問題児・犬飼千秋の留年回避のために補習授業を行うことに。まったく科学に興味を持ってくれない千秋に、猫村は科学を料理に絡めた補習をすることに。
ちょっとためになる料理漫画。千秋くんがいい子だ。複雑な家庭のようだけど、お母さんはどうしたんだろう…。
半熟卵のオムライス、二度揚げしない唐揚げ、プリン、苦くないコーヒーのレシピつき。

(2024.11.21 読了)


岡叶『ヤンキー君と科学ごはん 2』

新キャラたちのクセが強すぎる。そして、双子ちゃんがかわいい。
料理の豆知識が勉強になる。お弁当を腐らせないためのいろはとか。ミートソースがおいしそうだった。試してみたい。
ミートソース、鶏そぼろ弁当、餃子の作り方とお米の炊き方つき。

(2024.11.21 読了)


岡叶『ヤンキー君と科学ごはん 3』

科学の補習も終わり、補習料理も終わってしまうかと心配していたところ「部活化」することに。千秋くん、よかったね!

千秋くん、蘭先生、ふたりとも過去にいろいろあったんだな…。カレー回にはほろり。
生徒のことを信じてくれる先生、気の良いクラスメイト。千秋くんの高校生活は楽しくなるといい。あの高校なのでかなり濃ゆい日々が遅れそうだけど。ヤンキーに夢見すぎの先生たちに笑ってしまう。科学ごはんの部活動、他の3人も入部するのかな。
チキンカレー、アイスティー、生姜焼き、揚げびたしのレシピつき。

(2024.11.21 読了)


以上のほか、男性向けの官能小説も3冊ほど読んでみた。紹介していいものか不安なので割愛。だいたい、途中で飽きてしまったし…。

おまけ

お風呂で読書(↑の電子書籍は風呂以外の場で読んだものもある)はなかなか捗るけど、入りすぎもやばい。ということで、お湯につかっている間は下のタイマーを使っています。

時計付きのタイマー。防水なのがうれしい。マグネットがついているのでマグネット可の浴室なら壁にもつけられるし、マグネットがなくても立てて置くことができる。普段は脱衣所の洗濯機にくっつけてます。なかなか便利。