文字を食べる

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村上龍『69 シクスティナイン』

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1969年、東京大学は入試を中止し、街にはビートルズが流れ、ヒッピーは愛と平和を叫んでいた。佐世保に住む高校三年生の僕は、何かデカイことをしたくてうずうずしていた……。青春小説の金字塔。
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-745081-1


 自分がやりたいことを思いっきりやっている主人公たち。考えも正直。どんなに嫌なことをやられたって、言われたって負けるもんかという気持ち…。まあ、ちょっとバカだよなあと思う部分もあったりするんですけど、なんともエネルギーに溢れた話でした。こんな青春はさぞ楽しいだろう。

 後書きで本人も「これは楽しい小説である」「こんなに楽しい小説を書くことはこの先ないだろうと思いながら書いた」と言っているように、本当におもしろかった。野生化した鶏…(笑)
 九州弁(博多弁?)って、なんかいいですね。


※映画