文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

和ヶ原聡司『はたらく魔王さま!』シリーズ

  当サイトの記事には、広告・プロモーションが含まれます

 和ヶ原聡司著の『はたらく魔王様!』シリーズの読書記録。アニメ化されたときに読んだもの。3巻まで。短めです。

 イラスト:029

はたらく魔王さま!」シリーズ

はたらく魔王さま!

世界征服まであと一歩だった魔王サタンは、勇者に敗れ、異世界『日本』の東京・笹塚にたどり着く。そんな魔王が日本でできること。それはもちろん"世界征服"!!-ではなく、駅前のファーストフード店でアルバイトをしながら生活費を稼ぐ、いわゆるフリーター生活だった!
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784048702706


 アニメを見てから原作が気になって読んでみたもの。アニメ、結構補完されてるんだなあ。
 設定すごく好き。庶民派な魔王さま。テンポよくて面白かったです。絵もかわいくて好き。
 魔王と勇者の掛け合いが微笑ましかった。思わずにやにや。キャラとしては芦屋が好きです。


はたらく魔王さま! 2』

謎の隣人とライバル店の登場で、魔王城は大混乱!?フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー、第17回電撃小説大賞銀賞受賞作第2弾。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784048705479


 アニメ化されているのは2巻までっぽい感じですね。色々アレンジされてるみたいで、今回もおもしろかったです。
 新しく登場した鈴乃がかわいい。彼女のおすそ分けの食事にはあんな効果があったんですね。芦屋が終始調子悪そうで読んでて気の毒だったのですが、ただの夏バテじゃなかったんだなあ。食中毒といったほうが正しい感じでしょうか。

 しかし、こんなに真面目に仕事(世界征服とかではなく)に精を出す魔王は他にいなさそう。真奥が魔王をやってる姿を見たら違和感覚えちゃいそうなくらい、日本に染まってますね。バトルシーンに入る前に仕事の制服汚れたら大変と脱いだりとか。パンツの丈夫さよ。
 恵美さんが今回もかっこよかった。そして、可愛らしくもありました。みんなの漆原への扱いにはワロタ。ちーちゃんも酷い言いよう。まあ自業自得ではあるけれど。猿江はちょっと苦手な感じです。
 これからも日常パートとバトルパート含んだ感じで進んでいくんでしょうか。魔力を取り戻してエンテ・イスラに帰るのも随分先になりそうですね。


はたらく魔王さま! 3』

魔王城(築60年の六畳一間)の庭に、異世界からのゲートが開く。そこから現れた小さな少女は、魔王を"パパ"、勇者を"ママ"と呼んだ。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784048708159


 突如現れた小さな女の子、アラス・ラムス。今回は子育てなどしたことのない魔王城の愉快な仲間たちとその周辺による子育て奮闘記。おもしろかった!

 アラス・ラムスがとにかくかわいかったです。絵もかわいい! 魔王がパパで勇者がママということですが…。(恵美に反応したのは聖剣とかそういう感じか)なんだか恵美が少しヒロインらしくなってたような気も。アラス・ラムスのお願いで魔王と勇者が川の字で雑魚寝したり、一緒にテーマパークに遊びに行ったり、ついにやにやしちゃう場面なんかもあったり。やっぱり魔王と勇者のコンビ好きだなー。漆原と鈴乃のコンビもなかなかいいものです。そういや、さり気なく芦屋と梨香も少し仲良くなってましたね。

 今回も新しく新キャラが登場しましたが、天使は変なヤツが多いですね。サリエルはめげずにマグロナルドに通い続けてるようだし。相変わらずといえば漆原もだけど、今回はちょっと頼もしい場面もありました。彼が元天使だったということを思い出させられました。時々は使えるヤツです。
 魔王の過去も少し触れられ、また少し彼のことがわかってきましたが、恵美の父親の話も出てきたりして今後の伏線っぽいですね。続き読むのが楽しみです。しかし、アラス・ラムスがかわいい。