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読書の備忘録ブログです。

小野不由美『残穢』

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この家は、どこか可怪(おか)しい。転居したばかりの部屋で、何かが畳を擦る音が聞こえ、背後には気配が……。だから、人が居着かないのか。何の変哲もないマンションで起きる怪異現象を調べるうち、ある因縁が浮かび上がる。かつて、ここでむかえた最期とは。怨みを伴う死は「穢(けが)れ」となり、感染は拡大するというのだが――山本周五郎賞受賞、戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編!
https://www.shinchosha.co.jp/book/124029/


 夜中に一人で読んでたら怖かったので、昼間に読みました。中断する度に次は何が起こってしまうのか、と続きが妙に気になる話でした。

 実際にあったことをレポート風にした感じのホラー。フィクションなのかノンフィクションなのかどっちなんだろう。一つの怪談をきっかけにこうも話がおおがかりなことになるなんて。どこまでも感染していくという穢れ、怖いですね。地域も年代も遡って、よく調べたなあ。もっと遡れそうな気もしないでもないけど、話を読んでるとすごく危なそうです。怖かったけどおもしろかった!

 

★単行本

 

★実写映画化されています。怖い。

残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―

残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―

  • 発売日: 2016/06/09
  • メディア: Prime Video