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かいとーこ『不死者と踊れ それは由緒正しきご職業』

絵:おかざきおか

呪われた物が好きな、自称・死霊術師の少年キルス。ある日、溺愛する妹が奇妙なモノを拾ってきてしまった。それは、聖光水晶を食べないと暴走する、不死者の青年・リザイア。キルスは彼を成仏させることができず、世話をすることに!? けれど、高価な食糧を買う資金はない。そこでキルスが目をつけたのは、吸血鬼が領主をしている街。その近くに、聖光水晶が眠る廃鉱山があるというのだが――。
腹グロ少年と贅沢な不死者のダークコメディ!
(引用元 一迅社WEB | インフォメーションポータル | 書籍情報 | 不死者と踊れ それは由緒正しきご職業

 表紙の赤毛の子は女の子だと思っていたら、少年でした。確かに顔つきは少年っぽいと思っていましたが、服装が…いやそれはどうでもいいんですが、登場人物が男性ばかりなので、最初はBLなのか? とドキドキというかはらはらしながら読んでたのですが、そんなことはなかったです。そんなわけで、BL苦手な方も安心して読めるのでは? と思います。男女の恋愛要素もほとんどありません。

 死霊術師に不死者に吸血鬼…なんとなく暗くなりがちな題材に感じますが、紹介にあるようにこの話はコメディです。個性的なキャラが皆明るい傾向にあるからですかね。腹黒な美少年の主人公、とぼけた感じの不死者、ヘタレな吸血鬼。そんな吸血鬼に仕えている主人を主人と思っていないような発言の多い執事さん。みんないい味出してて素敵でした。吸血鬼のルフィアスはほんとイケメンなのにヘタレっぷりがほんと残念。でもそこが町の人々から愛される理由の1つなんだろうなあ。イケメンなのに可愛いなあ。
 リザイアは結局成仏することはなかったけど、心残りの1つが解決されたようで何より。彼の生前の話は気になります。続編はなさそうだけど、作者さんのブログに番外編があったので、時間があったら読みに行きたいです。さくっと読めて楽しい作品でした。