モネ、マティス、ドガ、セザンヌという4人の印象派の巨匠たちの、創作の秘密と人生を鮮やかに切り取った短編集。
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-745327-0
マティス、ドガ、セザンヌ、モネ。印象派の巨匠と彼らを見つめる女性たち。
絵画みたいに美しい描写、美しい話の中にある少しのせつなさ。映像が目に浮かぶようだった。フィクションであるはずなのに、まるで本当にあった話みたいに思えるのがすごい。料理描写の好きな私は表題作の「ジヴェルニーの食卓」が一番好きかも。
美術館へ行って、絵が見たくなる。印象派の画家たちの苦労はなんとなく知っていたつもりだったけど、当時はかなり風当たりが強かったんだな。