文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

藤沢優月『たいせつなことは船が教えてくれる』

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船は社会の縮図であり人生にも似ている。限られた空間で個性も立場も国籍も違う人が協力し役割を果たす。世界を旅する一隻の船を通して、働くということ、人と共に生きるということ、そして世界は広いことを伝える。
https://www.kinnohoshi.co.jp/search/info.php?isbn=9784323072531


 日本とアジア、そしてヨーロッパを走る大きなコンテナ船「オルフェウス」。
 そこで働く人々を知ることで、仕事のこと、他の色いいろな大切なことを知り、考える本。児童向けノンフィクション。船の上ではコミュニケーションがとっても大切。そんな船の上で大切なことは自分の身の回りでも当然、大切なこと。タイトルどおり、いろいろなことを教えてもらったような気がします。
 外国からの輸入品がこんな風にしてやってくるのだと思うとなんだか不思議な感じ。オルフェウスのクルーのみなさんのにこやかさがよかった。
 写真満載のフルカラー。文章も読みやすく、素人にもわかりやすい本だった。児童向け。小学校高学年の子の読書感想文にも良さそうな本です。(船が好きな子なら中学年でも読めるかも)


○ちなみにオルフェウス(オルペウス)とは
ja.wikipedia.org