文字を食べる

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近藤史恵『ときどき旅に出るカフェ』

氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。そこを一人で切り盛りしているのは、かつての同僚・葛井円だった。
https://www.futabasha.co.jp/book/97845755228080000000?type=1

 タイトルと表紙からすでにときめく。
 店主が旅先で出会ったおいしい料理を提供する「カフェ・ルーズ」を舞台にしたミステリー。コージー系。小説に出てくる聞いたことのない異国の料理がどれもおいしそう。文章から雰囲気のいいカフェだということが伝わってきて、近所にあったらいいのになあ…と思う。
 小柄な店主の店を思う気持ち、小さな城を守る意思の強さが凛としていて格好いい。30代の独身女性の方は主人公の焦りの気持ちとか不安とか共感するところがあるかもしれない。
 謎が多い店主の意外な部分は驚いた(所謂LGBT)。伏線あったなあ。おもしろかった!