ひとり「青空文庫読もうよ週間」に読んだものの覚書。頓珍漢な感想かもしれない。 大体どれも10分以内に読めると思われる。五十音順。 すぐ読めるように、青空文庫のリンクも貼ってあります。
田中貢太郎作品
『怪しき旅僧』
旅僧はいったいなんだったんだ?
家の主が快く旅僧を迎えた場合はどうなったんだろう? 違う結末だったんだろうか。
(2022.08.31読了)
『女の姿』
女の幽霊の出る曰く付き物件の話。
女はどうして急に現れたのか? 学生たちが出ていったあとはどうなったんだろう?
(2022.08.31読了)
『義猫の塚』
猫の恩返し。寺の猫は和尚さんの猫の化け鼠退治につきあったんだろうか。
実際に西林院には猫塚があるようですね。
(2022.08.31読了)
『車屋の小共』
小屋には子どもが一人いるだけなはずなのに、なにやら楽しげな声がして…。
死んだはずの母と会っていたという子ども。どこから来たのかという問い掛けに「あすこから来るよ」と土間の敷居の下を指差す子供にちょっと恐怖した。私のたくましい想像力のせいで、一瞬、殺された母親が下に埋められているのかと考えてしまって…。となり近所が事情知ってるんだから、殺しはないよなあ。
(2022.08.31読了)
『終電車に乗る妖婆』
「怪談も生活様式の変化によって変化する。駕籠ができれば駕籠に怪しい者が乗り、人力車ができれば人力車に、鉄道馬車ができれば鉄道馬車に、汽車ができれば汽車に、電車ができれば電車に、自動車ができれば自動車に、飛行機ができれば飛行機に、怪しい者が乗るのである。」
確かにそうかも。でも飛行機の怪談は聞いたことないなあ。私が知らないだけかな。
(2022.08.31読了)