記事タイトルどおり、「題名に食べ物の名前がついている作品」をピックアップしたものの、読了メモ。
食べ物の話が読みたかった。けど、当然食べ物がメインなわけではない話もあり…。
大体読了順。感想は相変わらず短めで、トンチンカンなこと書いてるかもです。
青空文庫:題名に食べ物の名前がある作品
佐藤垢石『さしみ』
著者にとってのおいしい刺身とは…の話。鯨の刺し身とか鮎の刺し身とかどんなものなんだろう…。なんか生臭そうなイメージだけど、本当においしいのかな?
(2017.01.28)
和辻哲郎『茸狩り』
子どもの頃のきのこ狩りの思い出について書かれた随筆…と思ったら、途中からきのこの価値についての話に。興味深い内容だった。
(2017.02.26)
薄田泣菫『茸の香』
筆者が松茸のお吸い物をごちそうになる話。山寺の様子やきのこの描写が好き。
(2017.02.26)
佐藤垢石『秋の鮎』
秋の鮎はおいしいという話。各地の鮎の特色についても。私にはきっと違いなんてわからないんだろうな。香気と言われてもピンとこないなあ。
(2017.02.27)
佐藤垢石『利根川の鮎』
筆者の故郷の味の思い出話。鮎が印象的のようだ。
(2017.02.27)
片山広子『あけび』
あけび他、色々な山の幸についての話。あんまり食べたことのないものばかり。あけびは馴染みないが皮の方がおいしいとのこと。まじで? 割れたとこの実(?)の部分はバナナみたいな味と聞いたことがあるけれど。かげぼしにして、刻んで炒め、しょうゆで煮しめるのだとか。味が気になる。
(2017.03.31)
片山広子『コーヒー五千円』
題名にびっくり。どんなぼったくりだよ!? と思ったら、インフレ時の上海での値段らしい。筆者の友人の体験らしい。インフレにしたって、どうしてこんなことに…。
(2017.03.31)
岸田國士『焼き林檎を投げる』
「焼き林檎」は「ポンム・キユイット」と読む。
すごい題名だなあと思って読んだもの。昔のフランス人の見物のやじり方の1つらしい。フランス人はまたすごいものを投げるんだなあ。口笛(シッフレ)もそうらしいけど、口笛ならいいような…。冷やかし的な感じのあれかな。筆者は日本でも役者がヘマをしたら梅干しかこんにゃくをぶつける習慣があったら面白いのではないかとのこと。…大変なことになりそうだ。つい笑ってしまった。
(2017.03.31)
片山広子『乾あんず』
あんずが良い香り…って感じの内容。
(2017.03.02)
小川未明『ゆずの話』
ゆずと優しいお兄さんの話。ゆず、なぜもいではいけなかったんだろう。まだ熟れてなかったんだっけか。
(2017.03.02)