文字を食べる

読書備忘録ブログです。

MENU

車浮代『えんま寄席 江戸落語外伝』

えんま寄席 江戸落語外伝

えんま寄席 江戸落語外伝

  • 作者:車 浮代
  • 発売日: 2016/01/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ここは落語の世界の住人が落ちてくる地獄「えんま寄席」。閻魔を納得させれば天上界へ行くことができるが怒りを引き出せば地獄へ落ちる。最初に「えんま寄席」にあがってきたのは、人情話の代表格『芝浜』で登場したお先。けなげに夫のために生きた彼女は天上界へと思いきや…
https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-53679-8


 落語が元になったミステリー。人情もの。1つ1つの話がどこかで繋がっていて、共通の登場人物を見つけたときには思わず前まで戻って読み返してしまいました。全編通して人間の欲って怖いとしみじみ思いました(そうでないのも中にはあったけど)。閻魔さまや鬼たちが元人間だったという設定には驚きでした。

 元ネタの落語を知らなくても楽しめましたが、知っていたらより楽しめたのかもしれません。最近、落語って面白いなあと思い始めてるところなのでもっと色々知りたいです。


内容
 まくら
 第壱席 魚屋の女房 「芝浜」のお先
 仲入り
 第弐席 玄能と鎹 「子別れ」の亀吉
 仲入り
 第参席 土蔵の中 「火事息子」の定吉
 仲入り
 第四席 九十九の夜 「明烏」の浦里
 仲入り
 下げ