文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

堀慎二郎『幻想水滸伝短編集(1)』

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監修:幻想水滸伝制作チーム(KCE東京)
絵:八至丘翔 ほか

 幻想水滸伝の短編集。いろんなキャラの日常や過去話が読めます。楽しかった!
 ゲームの続編いまだに待ってるけど無理だろうなあ。

誓いの斧

 グレミオマクドール家でお世話になり始めた頃の話。グレミオの頬の十文字の傷にまつわるエピソード。まだ幼い坊ちゃんが可愛い。尾頭。さんの絵もまた可愛い。

紙吹雪の中を

 アレンとグレンシールの出会いとか士官学校での話。テオさまに憧れるきっかけとか。地奇地猛星はこのころからこんな性格だったのか。アレンもグレンシールもゲーム本編ではあまり喋らなかったので。ライバル同士で張り合って(?)お互いを高めあっていくってのはなんかいいなあ。

ミルイヒ様の優雅でない一日

 ミルイヒの日常。といっても題名どおりの優雅でないバージョン。くすりと笑ってしまう。ミルイヒの趣味には誰もついてゆけてないと思われ。バラとかバラとかバラとか。

おわりの銀、はじまりの金

 バルカスとシドニアの出会いの話。一緒にいるようになった理由。シドニアってなんか辛い過去を持ってたんだなあ。瞬間移動(?)みたいなものが彼の不思議な能力ってやつなのか。だから、ゲーム中でもすっと縄から抜け出て…。それにしても、子供の頃はやっぱり素直だなあ。

空と煙とゼンマイと

 メグとジュッポとからくり丸の話。からくり丸はメグのお目付け役としてジュッポが作ったんだよってのと、メグは本気でからくり師を目指しているんだよってのがわかる内容。でも、作ったからくりが時限爆弾になるというのはセンスがないからでは? からくり丸の苦労を思うと…。

夜に煌めく道標

 ビクトールの故郷、ノースウィンドウの悲劇の話。例のネクロードへの復讐のきっかけの。アナベルさんとはこの頃からの知り合いだったのか。
 小説の方も公式の設定と聞いているので、ビクトールには弟もいるってことか。ビクトールが復讐の鬼にならずに済んだのも、この話みたいにいい人たちに会えたからなんだろうか。だから、歴代主人公Sにもあんな風に接してくれたんだろうか。ほんと彼はすごい人だ。

 マンガ類。クロミミとゴンが可愛い。ルビィがかっこいい。というか単純で無邪気なコボルトたちが可愛い! そして、フリックの不幸っぷりは相変わらずのようで。