日本最古の本「古事記」が新しくよみがえる
イザナギ、イザナミの国生み、天の岩屋戸、八俣の大蛇因幡の白うさぎ……など、だれもが知っているようで知らない日本神話が、いきいきとした現代語で語られる。
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名前は知っているけど、古事記をちゃんと読んだことはあまりない。古事記ってなんだか難しそうなイメージがありますが、橋本さんが現代語訳したこの「古事記」は結構すらすら読めました。ここでは「古事記」の上巻分しか訳されていないというので、いずれまた中巻・下巻も読みたいです。
「古事記」、難しくはなかったものの、神様の名前がややこしく、よくこんがらがったりします。(アメニキシクニニキシアマツヒコヒコホノニニギとか。長すぎる!)「この神様はどんな人だったっけ?」とか「誰との間の子供だったっけ?」とか。そんな時には巻末についている資料が役に立ちました。神様の系図なんかもついてます。
日本神話でぱっと思い浮かぶのは天照大神やスサノオの命の話だったりしますが、今回読んでみて印象深かったのは「因幡の白うさぎ」のエピソードでした。私が知ってるのはワニだかに皮剥ぎ取られるまでだったように思うので、ちゃんと救われててよかった。(しかし、古事記に載ってるくらい古い話だったんですね!)ほんと、まだまだ知らないことばかりです。