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相良穎『西洋人形は夢を見る 瑠璃色の事件手帖』

絵:氷堂れん

奇妙な殺人事件を捜査する警官・千崎は、手がかりを得るため、人形技師・神撫月灯斎の工房を訪ねる。そこで千崎が出会ったのは、美しい西洋人形ならぬ、世間知らずの少女・撫子と、お付きの美少年・玉響で?
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784086017473


 大正ロマン! と喜びつつ読みました。
 文章がちょっと自分には合わなかった。設定はいいと思うのですが、活かしきれてない気がする。あと、メイン2人に馴染めなかった。けど、脇の2人、玉響と雛菊が結構好きで、なんだかんだ楽しく読めました。きれいな挿絵が多いのも嬉しい。

 それにしてもメイン2人は仲を深めるのが早いような…。いつの間にキスするまでの仲になったのか。マジでいつの間に? って感じでした。読み飛ばしたのか?
 推理要素はともかく、推理の際の主人公の状態をああする理由がなんだかいまいち。男性が抱きかかえているというのが萌えなのかもしれないけど、別に椅子に座らせておけばいいんじゃないか、なんて思ってしまったり。ロマンのない感想か。
 大正時代、西洋人形、ミステリーと好きな要素たっぷりなのに、なんだかちょっと惜しい。でも好きな人は好きな話だと思う。