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読書備忘録ブログです。

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佐藤万里『ようこそ、カズ先生』

ようこそ、カズ先生 (TO文庫)

ようこそ、カズ先生 (TO文庫)

装画:pon-marsh

働く元気がもらえる! 力を尽くせば自分の居場所は見つかる! 歌って踊る(?)感動のお仕事小説!
http://www.tobooks.jp/books/book_290.html


 読みやすい文章で、一気に読めました。正社員になるために市民ミュージカルを成功させるという、なんともいえない動機で島根に向かった劇団員経験のある主人公。ミュージカルをする上での自分と周囲の意識と知識の差の違いほか様々な困難や問題に向き合うことになるが、悩みぶつかり合いながらもミュージカル作りを続け、最終的にハッピーエンドで終わる話。

 こんなに上手くいくはずない、ご都合主義にとれなくもないけれど、努力は報われる系の話はなんだかほっとします。主人公も最初は周りが見えてなかったり、空回りしていたりして、少しイラッとする部分もあったりしますが、それだけ一生懸命でもあるんだと思うとなんだか印象が変わってきます。老若男女、みんなが力を合わせて何かを作り上げる…なんだか前向きになれる話でした。