装画:スカイエマ
本とともにちょっと不思議な世界が広がる小説全8編。執筆陣は、大島真寿美、柴崎友香、福田和代、中山七里、雀野日名子、雪舟えま、田口ランディ、北村薫。今旬の作家が紡ぐ「本の物語」。
https://www.kadokawa.co.jp/product/301311000258/
ホラーあり、ミステリーあり、SFありの、本にまつわる物語集。
北村薫の「解釈」には笑ってしまった。そういう視点もあるのか。「僕たちの焚書まつり」もおもしろかったけどしんみりともしたり。「一冊の本」も素敵だった。近未来設定で、紙より電子書籍、な感じの内容のものが多いような印象です。電子書籍は便利なところが好きですが、私はやっぱり紙の本が好きだなあとしみじみ思いました。
内容
「一冊の本」大島真寿美
「水曜日になれば(よくある話)」柴崎友香
「ぴったりの本あります」福田和代
「『馬および他の動物』の冒険」中山七里
「僕たちの焚書まつり」雀野日名子
「トリィ&ニニギ輸送社とファナ・デザイン」雪舟えま
「カミダーリ」田口ランディ
「解釈」北村薫