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倉阪鬼一郎『一本うどん』シリーズ

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 倉阪鬼一郎著『一本うどん』シリーズの読書記録をまとめました。短いです。

『一本うどん』シリーズ

『一本うどん』

 うどん打ちが得意な浪人とその周辺の人々による人情時代小説。読みやすく、すんなりさくさく読めました。話のキーとして「永代橋」があるけれど、この橋の落下事故は本当に痛ましいですね。ちょっと調べちゃいました。今回は登場人物の顔見せって感じで、友部が始めるお助け屋関連でまた登場するのでしょうか。次の巻も気になります。
 とにかく登場する料理がおいしそうな本でした。
 うどん食べたい→天ぷらもいいな→団子おいしそう→やっぱりうどん食べたい。
 読んでいる最中の頭の中がこれでした。なんというか食べ物が印象に残る。一本うどんもありがたい感じがするし、私も食べてみたい。

ja.wikipedia.org


『名代一本うどんよろづお助け』

 うどん屋とお助け屋をはじめた勝之介の大きな仕事。
 十兵衛がきっかけで江戸を追い出された上橋が本当に胸糞でした。逆恨みで十兵衛や奉行所を貶めようとしたり…でも勝之介たちにより無事御用。捕物部分が気分がすかっとした。ちょっとグロだけど。十兵衛がもう少し落ち着いていたらなあ。
 店子の人たちが好き。ちょこちょこ出てくる名無しの小料理屋の料理がおいしそう。