青空文庫読もうよキャンペーンを一人たのしく実施していた際に読んだ、グリム童話の読書記録という名のただの覚書。
タイトル50音順。書き出しの引用あり。
グリム兄弟
『赤ずきんちゃん』
むかし、むかし、あるところに、ちいちゃいかわいい女の子がありました。
有名な話なのであえて書くことがないなあ。狼に食べられてからのくだりが七ひきのこやぎの話と若干かぶる。
(2013.02.08)
『おおかみと七ひきのこどもやぎ』
むかし、あるところに、おかあさんのやぎがいました。
なんの説明もいらないだろう有名な話。小さい頃はさほど気にしなかったのに、改めて読んでみると狼の腹にハサミを入れる描写はえぐいものがあります。
(2013.02.08)
『かえるの王様』
むかしむかし、たれのどんなのぞみでも、おもうようにかなったときのことでございます。
いつ読んでも思うけど、お姫様の性格悪すぎだろう…。蛙が相手なら仕方ないのかもしれないけど。
呪いの解けるタイミングというか、ちょっとよくわからん。ラスト出てきた従者が名前付き(ハインリヒ)なのが何故か気になる。物語の感想とはあんまり関係ないか。
(2013.02.08)
『白雪姫』
むかしむかし、冬のさなかのことでした。
菊池寛による訳。王子様のキスでは目覚めない。喉に突っかかったりんごがぽろっと取れたので…というくだりが妙に現実的というか、逆にファンタジーというか。棺から落ちた白雪姫に怪我がなくて良かったですね。継母のやったことはアレだけどあの最期はやっぱり残酷な気がしてしまいます。
(2013.02.08)
『ヘンゼルとグレーテル』
まずしい木こりの男が、大きな森の近くにこやをもって、おかみさんとふたりのこどもとでくらしていました。
これも自分が思ってたより長い話でした。理想的な兄と妹。賢い子たちです。魔女やっつけて、両親と再会してめでたしめでたしという記憶だったのですが、母親の方が亡くなってるのですね。無理もないか。
(2013.10.16)
『星の銀貨』
むかし、むかし、小さい女の子がありました。
心の優しい少女に起きる不思議な話。惜しみない優しさに相応のものが、いやそれ以上のものが返ってくる。いつでもそうあればいいですね。
(2016.11.04)
『ラプンツェル』
むかしむかし
夫婦者 があって、永 い間 、小児 が欲 しい、欲 しい、といい暮 しておりましたが、やっとおかみさんの望 みがかなって、神様 が願 いをきいてくださいました。
色々と端折られている気がする。奥さんに「どうしても食べたい」と思わせる野菜の味とはどんなものなんだろう。
(2013.10.18)
『ルンペルシュチルツヒェン』
むかし、あるところに、こなやがありました。
娘のために(対価はあれども)いろいろとやってきたのに、なんか少しこびとが可哀想な気もします。
(2013.10.16)