文字を食べる

読書の備忘録ブログです。

有馬哲夫『ディズニー・ミステリー・ツアー』

  当サイトの記事には、広告・プロモーションが含まれます

 

ディズニーの表現に込められた、意味を理解すると、よりいっそう映画が楽しめる!
メディアと西洋文化を理解した著者が、ディズニー映画の謎を解き明かす!
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000218906


 この本は、著者が以前に書いた『ディズニーの魔法』という新書の続編のようなものらしく、ディズニーの映像作品となった民話や童話などについて、基礎知識を私たち読者が楽しみながら学べることができる、を念頭において書かれた読み物。
 考えてみれば、ディズニー映画の内容は割と印象に残っていても、それの元ネタとなるとよく知らなかったりするので、この読み物はなかなか興味深かったです。

 この著書で触れられている作品は、「白雪姫」「ピノキオ」「シンデレラ」「ダンボ」「ピーター・パン」「眠れる森の美女」「アラジン」「美女と野獣」の8作品。その作品から読者が疑問に思いそうなことについて少しずつ語られています。
 映画を見ている中で、自分がたいして気に留めてなかった背景やオプション、人物の動きに色んな意味が込められているであろうことを知り、ディズニーって奥が深いんだなあとしみじみ思いました。欧米の文化、宗教のこととか少しでも知ってると、映画見てる時にまた何か新しい発見がありそうです。