〈ロシアの国民詩人〉プーシキンの傑作短篇集.
https://www.iwanami.co.jp/book/b248152.html
童話というか民話というかそんな感じの短編集。ちょっと怖かったり、コメディっぽかったり、ほのぼのだったり、色んな雰囲気の話が楽しめました。『スペードの女王』は話の概要は知ってたんですが、おもしろかった。話の合間に挟まれる格言みたいな短文も話の雰囲気が出ててよかった。賭け勝負後のラストの幽霊のとこにはぞっとしました。結局どうだったのだろう。色々考えてしまう。
ベールキン物語は最後に収録されていたこともあるのか、「百姓令嬢」が印象的。ラブコメとまでは言わないけど、他の短篇と違ってハッピーエンドという言葉がしっくり来るというか、ほっこりしました。ロシア文学は今まで読んでこなかったけど、これを機にもっと挑戦してみたいなあ。
▼収録作品
■スペードの女王
■ベールキン物語(短篇五種)
その一発/吹雪/葬儀屋/駅長/百姓令嬢
★「プーシキン」と文字入力しようとしたら出てきた「プーシキン美術館」。気になったので調べた。きれいな建物だなあ。ロシアのモスクワにあるようです。
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